by 還暦小僧
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格差の話ではありますが、議員定数にかかわる憲法の問題ではありません。
先週の土曜日、誘われて奈良県出身の有志が集うゴルフの会に出かけました。 事前、わたくし以上の年齢の方が多いのであろうと予想しておりましたが、 わたくし以上は20人中の数名で、若い方も含めておよそ平均年齢50歳・・かな。 楽しくゴルフをした後、そのまま忘年会に移り、自己紹介などでわきアイあい。 この会に参加している方は、多くの方が会社勤め→バンコクに赴任してきた方達で、 ただし、2年3年の海外経験ではなく、20年超という猛者も居られます。 なかなか逞しい方々です。 皆さんとの話を通じて思い当たったことがあるのです。本日の話はこれなんです。 それはみなさんとわたくしの生活基盤の差、というより日常での生活スタンスの違い、 といったほうが適切かもしれませんが、以下のようなことです。 皆さん、仕事中心の生活を長年、海外で送ってこられていますので、 運転手付きの車移動、会社支度のマンション住い、つまり快適な生活環境、 そして狭い範囲のビジネス生活だけにとどまらないために、 積極的な日本人社会とのお付き合い、などなど。 日本でビジネスマンしている日本人よりは何倍も活動範囲が広いようです。 現在の日本社会では情報収集や伝達そしてビジネス環境、海外旅行やスポーツなどの 娯楽環境などは、よほどリッチな生活をしている方はともかくとして、一般的には その気になれば、だれでも手が届くか届きそうな距離に共通の環境があります。 ところが海外では、ある程度の経済基盤がなければ、このような生活環境は望めません。 よって、日本に居るビジネスマンと比較して、 バンコク駐在の(高給取り)日本人の消費感覚的な生活格差、リッチ度は2倍。 さらにわたくしとの格差となると、およそ3倍と見積もることができます。 この3倍の格差を感じたところから、自分のバンコク生活の「足らず」に気が付きました。 わたくし自身、数年前までは海外出張者として、海外ではホテル住まい、 運転手付き、案内者同行の上、朝昼晩の食事も常に誰かといっしょという、 便利快適海外出張を経験してきたのですから、駐在者の生活感覚は ほとんど自分のこととして理解できます。 そして、5年前・・・正確には4年と364日前に、バンコク浪人として生活を始め、 出張者時代とはまるっきり異なる生活環境を選んだわけです。 仕事をリタイヤしてのバンコクの下町暮らし、手探りではありましたが、面白かったですね。 しかしながら、街人の暮らしを見て、自分自身が下町人になりきる、 そこまでの踏ん切りができませんでした。どことなく傍観者的な、距離を置いた 見方や暮らし方しかできなかったように覚えています。 いま、ようやく満5年のバンコク暮らし、しかも地元の企業でタイ人と一緒になって 働いていて2年半、つまり既に傍観者ではあり得ず、地元タイ人の軒先を借りて起居する 外人小作生活者・・・・、であるはずですが、未だ性根が座っていないようです。 今回の県人会参加で、格差3倍の皆さんの話を聴くにつれ (自分を卑下しているのではないですよ)、 自分の性根がバンコク浪人としても地元資本に禄を食む日本人としても、 まだまだ覚悟が中途半端な外人生活者であることに気づいた次第です。 明日から、軒先からタイ人の生活を覗くだけでなく、とりあえず上がりかまち辺りまで 踏み込んで、タイ人のみなさんとお付き合いするようにしなければ。。 格差3倍に対して、奥深さ3倍の生活に挑戦してみましょう。。。。 できるかなぁ? 落とし穴に落ちるかなぁ!! ボクって、結構用心深いはずだけどぉ。。
by nitamasa714
| 2010-12-20 23:40
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