バンコクで3Sのインストラクターをやっておりましたので、帰国後は自分の
周囲でも整理整頓清掃を進めています。というよりは、いやがらずに家人の
手伝いをするスキルがありますので、働きのない亭主であますが、それなりの
居場所を我が家に確保できている、ということです。
そろそろ停年、嘱託も終わり、いよいよ終活に向けて動き出そうというあなた。
我が家での居場所づくりに、ひとついいことをお教えします。それは3Mです。
Mは「身」です。
身軽、身支度、身奇麗、この3つをもって高齢者の3M活動の基本とします。
このところ老後の暮らし方や考え方について書いたものを乱読しています。
書き手は中村メイコであったり渡部昇一であったり、介護業界で長年の
苦労をしてこられた方がた、そしてユーキャンのテキストであったりです。
老人側からの話もあり、介護する側からの話もありますが、総じて言えることは
双方のコミニュケーションが取りにくい状態(認知症・頑固・わがまま)になってから、
養老院・老人ホーム・高齢者住居などへの住み替えを検討したりすると、もう大変
なことです。
それは高齢者の「身」が、生後から現在に至るまでの歴史的遺物に囲まれて
しまっていることなんです。たとえば銀行通帳やカード、写真(場合によては
祖父母の写真もあったり)、趣味のこけしや碁盤などなど。
使わないけれど、捨てられないもの。これらを介護する側が整理整頓・・・・
できません。中には家人には見せたくないものなどがあったり。
今からやっておきましょう。3M活動。旅行かばん三つくらいまでに収められれば
大成功ですわ。