by 還暦小僧
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■いわゆる川向こうと呼ばれる場所は、トンブリだけではなくいくつかの街があります。その中でも、王宮周辺やエメラルド寺院の対岸地区をピンクラオと呼んでいます。
黄門様が立ち寄られた博物館のすぐ横を流れるチャオプラヤ川にかかる橋がありますが、ピンクラオ橋と言うんですよ。 ■わたしの住むチャルンナコンからこのピンクラオ橋まで行くには、陸路伝いではかなりの遠回りになりますが、水上バスを使えば右手側(クワームー)にエメラルド寺院を眺め、左手側(サイムー)には暁の寺院を見上げながらの小旅行気分です。はい。13バーツでございます。 ■ピンクラオ桟橋で下船して、このあたりの通り名や住所を確認していると、目に付いたのが「バンコク・ノイ」の表記です。以前、読みました『メナムの残照』で主人公の小堀大尉が戦死した、その場所です。第2次大戦下のバンコクには日本軍の大隊が駐留していたため、連合軍の空襲が激しかった、その攻撃対象の街です。 小堀大尉と日出子の純愛小説は、いいですねえ。ご一読されんことをお勧めします。 ■ところで、そのピンクラオ桟橋から西へ向かうこと徒歩で20分のところに、「PATA」デパートがあります。このあたりは、おそらく戦後の復興期にはたいそう賑わったところのように思えます。狭い路地が多くあり、しかも商店や露天が多数あるのは、きっとその名残ではないかと考えました。 表通りはカンチャナブリなどの西方面へ向かう大動脈で、終日込み合っているところです。 その大通りに面した「PATA」デパートは間口は余り広くありませんが、奥行きの深いことには驚きです。まずは、玄関前をうろうろと歩き回ってみますと、・・・うろうろと歩き回っているタイ人がヨッ(たくさん)います。タイ人の方でも、うろうろしている日本人がいるなあ・・と見てるんでしょうが。日本人も外人もほとんど見かけません。 デパートの前では屋台が並んでいます。既に時間は5時をまわっていますので、会社が帰りのOLたちが小腹を空かせて・・・・・。 そして、そのすぐ近くにはローレックスの店舗があります。がしかし、この辺りの客層ではローレックスなんぞは目にもとまらんのとちゃうやろか。店の中は閑散としとります。 ■デパートの裏手に回ってみますと、ここも「昔からやっとります」といった感じの店が並んでいます。写真の店は「9バーツショップ」と表示しています。日本円換算で27円ショップなんでしょうか。黄色い垂れ幕には「競売商品の店」となっとりますが、・・・どうするんでしょうか。 とにかく、写真を撮っていますと、お店の中からお姉さんが出てきて「タイループ・・ナーラック・・」 離れた場所からの撮影なんで、問い返すことはできませんでしたが、「写真撮ったら・・・・、かわいい・・・」 写真撮ったらアカン、ではなく写真撮るならかわいらしく撮ってね・・・でしょうか。。 別の通りには、居酒屋のような雰囲気の店があります。もちろん映画館なんぞもありました。 デパートの中はと言えば、デパートと言うよりはMBK(マーブンクローン)のような、何でもありの集合店舗ではないでしょうか。きれいなお姉さんもいますし・・・・。こりゃ、関係ないっす。。関係ないついでですから、バックシャンも1枚どうぞ。。
by nitamasa714
| 2006-11-25 11:17
| wan nii ばんこく
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