一昨日のことですが、工場内の会議で「工場社員の教育・躾」問題に話が及んだ時でした。
意見を求められたわたしが「こちらから現場へ近づいて、ある程度時間をかけながら理解してもらい、自主的に活動できるまでがまんしたい」旨の話をしましたところ、タイ人のアドバイザー曰く「タイ人は日本人と違って、自主的に働くようなことはしない。指示命令をしなければだめですよ」と指摘されました。
確かに、一般的に言われていることはそのような内容ではありますし、確かにそのようなワーカーも多く見かけますが、どこか釈然としません。
会議に参加していた8人ほどのタイ人のうち、2名も嫌な顔をしておりました。
印象でモノを言わせてもらいますが、タイ社会は階級社会が歴然と残っているようです。金持ちと貧乏人。学歴のあるハイソのタイ人と学歴の無い下層階級のタイ人。他人に施しをする習慣も、ある意味では階級社会を前提の功徳なのかも知れません。
話が脱線しましたが、この会議でタイ人がタイ人を評して『自責の活動をしないタイ人ワーカー』との言い様に違和感を覚え、それはそれとしてわたしはわたしなりにタイ人ワーカーに近づくことにしました。
辛抱し根気よく仕事をみせていくつもりです。
責任感があろうがなかろうが、仕事をするのはタイのワーカーです。
せっかくのモノづくり仕事ですから、良いものを作くることによって楽しめるような場づくりをしてみたいものです。
いずれにせよ、タイ人のマネージメントする工場で仕事をさせてもらうのですから、郷に入っては郷に従い、郷に入っても自分を失わないように進めていきたいと願っております。
それにつけても、我がタイ語の上達の遅さはいかんともしがたいなぁぁ。。