この頃のことです。
工場内を歩いていると、ワーカーの人たちから声をかけられることがあります。
研修会に参加して『おもしろいおっさんや』 と思ってくれているのかもしれませんし、既に7ヶ月間も、毎日工場を歩き回っているのですから、どこかで目くらいあわせているのかもしれません。
出荷場で製品の保管や荷扱いを担当しているお髭のにいちゃんがいます。
先般、・・・なにかのタンブンだとかで、100Bの寄付をしたのですが、どうやら彼がその元締めであるようで、集まったお金で文房具やおもちゃを買ってきました。
事務所の姉さん曰く 「 毎年1月10日はこどもの日。彼は田舎の恵まれない子供にこの文房具やおもちゃ、お菓子を持っていくんですよ 。」
事務所でも彼の話を聞かせてもらいましたが。
その彼が声をかけてきました。
「 これで10年ほどこどもの日にでかけてるんです。友達と一緒にいろんなものを持っていくんです。不幸な子供達が多いですから・・」
彼の話では不幸な子供は3段階あるんだそうです。
食べるものがない子供、なんにも持っていない子供、お金のない子供。
その場所には150人くらいの子供がいるようですが、みんな両親が居ないとか。
「 僕らは 一人2000バーツを工面して、そのほかにタンブンしてもらったお金で
プレゼントを買ってもって行くんです 」
えらいやっちゃ。給料だって6000Bくらいなのに。。
お正月用に残しておいた小遣いから2000バーツ寄付しようかなぁ・・・・。
焼酎をあきらめれば済むんだもんね。