◇日本語を非母国語話者(つまり、外人)に教える場合、初級の前半中ほどで、「~て」と「~てから」を勉強することになる。
事例 『~て』 昨日、わたしは神戸に行って、映画を見て、食事をしました。
『~てから』 昨日映画を見てから食事をしました。
◇この時点での、外人の理解する語彙数は限られているので、言葉だけでは消化不良の教え方になってしまいます。さて、どうするか。
◇ 昨日の時間軸 ------------------------------------------------→
① ② ③
二
『~て』 ①神戸に
行って
②映画を
見て
③食事をしました。
『~てから』 (二)映画を見
てから →③食事をしました。
『~て』は指折りしながら、①②③を並列であることを示す。「何をしましたか」「①②③」
『~てから』は「食事をしました」「いつですか」 「二→③」
と、考えるわけですが、要はその外人の感性にふさわしい「事例」をいち早く見つけてくることにかかっているようです。 ネイチャーの日本語話者だからと言って、外人に日本語を教えることは難しい~わ。。
◇指導教官による事例 『~てから』
日本に来てから、日本語を勉強しました。
わたしの事例
すき焼きを食べてから、デザートアイスを食べます。
やはり、違うな~。。