スキー場へ出かけると、昔ながらのタイツ姿を見ることはまずありません。
小僧がスキーに出かけたのではありませんでして、ごく一般的な常識
というやつで判断しておるのです。
ダウン仕様のオーバーパンツなんぞはきまして、かっこよく滑るのです。
我が息子が転勤になり、家に残してゆきましたオーバーパンツをば
探し出しましたのは、ほかでもなく膝の保温保護が目的です。
いやはやその暖かいこと温かいこと、出雲へも穿いてゆくべきでありました。
どうだい、かっこいいだろうと家人に見せびらかしましたところ、
『 ズボンの下にタイツ姿では、かっこもへったくれもない』とバッサリ。
見られていたようです。
仕方ないので
「 実用本位がかっこええねん 」とわけのわからぬ独り言で、この話はエンド。