このところ読書が進みます。というか読書がお友達になっていましてね。
北方謙三を結構読んできましたが、ここぞとばかり漁っています。前の
タイ在住の折にキンドル(アマゾン)を手に入れてきましたので、また
取り出しています。
男建てといえば、そのような世界観の内容でもありますが、何が男なのかを
考えるには良い材料です。孤高の人を描いた小説ではなく、どこかに居そうな
男であって、どこか世間ずれしたというか自分を押さえきれない熱を持った
男が登場しますね。
すでに高齢者の仲間入りした小僧ですが(本人は左様なことは納得しませんが)
男としてやりかけたままのことがあるような人生でして、やりっぱなしには
したくない想いでいます。若い頃は本の主人公に自分を重ねたりしていましたが
今の小僧は、この男の熱が何なのか、どう生きているのか、どう始末をつける
のかをのぞきこむようにして読んでいます。
そんなあなたに逢えるなら(自分に逢えるなら)