by 還暦小僧
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本日は2話。
まず最初は、庶民派・・・もとへ 庶民であるわたくしのいたって情けない話。 本日は朝から工場内を行き来し・・、11時始まりの現場リーダー会議の準備時間が少なくなってきたと思し召せ。あわくって会議室の準備をし、『しまった、資料のデータを持ってくるのを忘れた』てなわけで、急いで事務所に戻りパソコンからデータを拾い出そうと・・・、椅子から腰をうかせ、また元へ戻したところ・・・、いすがありゃせん。 すなわち、すってんころり、なんてもんじゃなく、脳天へ突き抜ける痛さです。 その昔、子供の頃、いたずらに友達の座りかけた椅子を引いたりして遊びましたが、たいていは機敏に腰をよけたり手を突いたりしたものですが。 Mさんに言わせれば常日頃から足腰を鍛えるべく、スクワットをしているわたしなんぞは、そのような事にはなりませんでしょうね、ワッツ八ツは。 ま、この際、おっしゃるとおり素直に体力の低下を認めますが・・・・、次回Mさんに会った時は、いす・・・引いてみますか。 痛さをこらえて会議室へ行きましたところ、・・ふくれっつらの総務のお姉さんが居ます。 「 センセイ、会議は11時からでしょ。」 『 そうだなも 』 とわたし。 「 なんで、こんなに早く会議室をあけるんですか 」 『 準備があるでなも、30分は早くに来とるンヨ 』 「 センセイ・・・・・、今 9時30分 」 『 そうきゃなも ん アンだって・・ 』 と志村のバカ殿。 このあと、動けないわたしは1時間半の会議室待機でありました。 第2話。 タイの庶民と言いましても、どのように区分したらよいかと言いますと・・・、文献をよんだわけではありませんので、ただそうじゃないかと思うだけでありますが、王様や貴族そして王政から民権に移ったころからの官吏の支配層、資本主義の落とし子である企業家たちの経済支配層、会社や工場の高級管理職いわゆる中産階級層、そして庶民・・・これは農民や工場労働者であります。 それ以外に、目下のところおとなしくしていますが政治家層でありましょうか。 これらの層はそれぞれに個別の社会慣習や生活スタイルがあるようで、あまり相互の付き合いが無いようです。(日本の士農工商なんでしょうか) つまり政治がおおもめであっても、庶民は金で動員されるか否か、の係わり合い程度。バンコク近郊に住む中産階級の人々は国の政治や経済には関心がありますが、とにかく経済の発展を阻害するような権力闘争にはどっちらけ。 王様や貴族は・・・政治の権力闘争には大きなかかわりがあるのですが、委細感知せずのスタイル。 海外逃亡中のタクシンは、あれこれと手を打ってきますが・・・どうやら、笛吹けど踊らずのたとえ通りで、手仕舞いしかないんじゃないでしょうか。しかし、現政権も日本の政治状況とよく似た按配です。 で、タイ人庶民やわたくしはカラオケやサッカーに興じているのであります。 ここに幸あれ、青い空 なのだ。 #
by nitamasa714
| 2009-06-16 23:57
| wan nii ばんこく
庶民感覚・・・云々なんていうほどタイ人社会に入り込めているわけではありませんが、日本の庶民であるわたしの肌で感じるタイ人庶民感覚2とは。
昼休みの時間は食事のためにだけある・・・、のではありません。我が工場では常に100人以上の観衆をあつめてのフットサルが行われます。これがなかなか上手いものでして、結構真剣な競技なんであります。仕事中はどこに居たのかと、その顔を思い出せないロナルドがいたりしまして、『お前なァ、それだけ一心不乱にサッカーに取り組むんやったら・・、』と、ついつい日本人にありがちな働きありの愚痴がでます。 一人ひとりは本当はなつっこくて、わたしがびっくりするくらい気さくに声をかけてくれたりします。仕事もまじめにやりますし、余りサボることもしません。しかし、仕事の効率は必ずしもよくないんですねぇ、これが。 日本人感覚がアリとしましたら、タイ人感覚はキリギリスでしょうか。 日本人のアリさんは、春夏秋に協力してせっせと食物を備蓄し、住処を用意して・・・冬のしのぎ方を知っていますし、老後にも備えます。 タイ人のキリギリスさんは、乾季は気候もすがすがしくて遊びますし、暑い夏は日陰で昼寝をします。そして雨季は・・・おいしい果物の季節ですから、毎日ビタミンの補給でうはうは嬉しくてたまりません。そんでもって、冬は・・冬は・・・ありません。 かような次第ですから、飢え死ぬことはまずありません。家族中心の村社会、土地なんぞ無くとも空き地がいっぱいありますので、果物を植えたり耕しさえすれば米もとれます。だれも文句なんぞいいません。自分中心の楽しい暮らしを満喫することを知っております。 学歴が無く、給料も余り期待できませんが・・・、住むところ、一緒に住む相手、助け合える仲間、着る物はいつも洗濯してアイロンをかけこざっぱりしておれば十分。 王様に近い官僚達は好き勝手に国の資産を流用しているし、最近やかましくなってきた中産階級も・・・結局はお金を稼いでいい車に乗ったり、マイホームをローンで手に入れたりすることで頭がいっぱい。国をよくしたいって、なんて・・・思ってるのかなァ・・・と庶民は考えます。 お金が無いのはないなりにやっていきます。決して貧しいといった感覚はもっておりません。貧しいというのは心の持ち方の言葉です。お金が無いから、今日のご飯は・・・・。お金が無いから、今日は家に居よう・・・。お金は無いけど、今朝はお坊さんにタンブンしよう。お金は無いけど、少しが我慢して・・・来月はお寺で3日間修行しよう。 このキリギリスさん、なかなかもって人生の達人かもしれません。 わたしも少しずつキリギリスさんに・・・傾いてきたかなぁ。 #
by nitamasa714
| 2009-06-15 23:46
| wan nii ばんこく
工場勤めも1年と2ヶ月になります。未だたよりないタイ語でありますが、ぐちゃぐちゃと工場の人たちとしゃべることがあります。そして、彼らの明るさを感じております。
管理職は別として、ワーカーの皆さんは日給ベースの給料をもらっていますので、日々の仕事賃が、残業も含めてですが、大切な生活費になる訳です。たいていの人たちは共稼ぎ、もしくは父ちゃんが逃げ出した後、母ちゃんが働いて、そして年老いた親が孫の面倒を見ている、そんな構図の生活パターンが多いようです。日給は200バーツ程度、つまり600-700円なのですから、切り詰めた生活費にならざるをえません。 なんとなく「苦労してるなぁ」と思うのですが、彼らのくったくない生き方といえばよいのか、人生を苦と考えず、楽しく生きることを会得している、そんな様子の彼らと接するわたしの考え方も大きな影響を受けているように思います。 衣服や住居に経費を多くかけるわけにはいきませんから、もちろん工場の作業服も何回も洗濯した、着古したものですが・・・・、しっかりとアイロンがかけられています。みだしなみも良くしています。挨拶をする時は笑顔をたやしません。 みんな、日本へ行ってみたいと言ったり、日本食を食べてみたい・・・なんて言うのですが、さらっと言うのですね、これが。今は無理だけど、いつか日本へ行くんだ・・・いけるんだ・・・そんな様子なんですね。実は、とっくに諦めているんだけれど、残念でも悔しくともないよ、だって今の生活が楽しいんだから・・・、そんな感じでしゃべってくれます。 一日に何度も何度もワイ(手を合わせるしぐさ)をする仏教徒のタイ人。 生活が貧しくとも、楽しく生きていくことを知っているタイ人。 タイの庶民は自分の生き方を上手にコントロールするんですね。 タイ語の上達があまり見られないわたしですが、楽しく生きるコツの上達は人並みにできそうです。 #
by nitamasa714
| 2009-06-11 23:35
| wan nii ばんこく
タイ語では活動のことを「キッチャカム」そして「キッチャカーン」の2つの言葉で言い表すようです。うる覚えなのですが、前者が個人的な活動で後者は社会的な活動をいうようです。
さて、わたしのキッチャカム・・・、「成長の予感」を感じてから2週間になりますが、タイ語の上達は・・・やはり予感倒れ、相変わらずタイ語の上達はみられません。 食堂へ行っても、工場の中でも、バスに乗っても、あれこれとタイ語で話しかけたり、話しかけられたらタイ語で返事をするようにしているんですが・・・、消化不良のきわみ、であります。 もともと言葉のセンスがないと思えば(事実でありますがな)我慢もできます。なによりも他人様に当り散らすようなことではありませんから、ひとり自分が納得すれば済むのですから・・・。 てなわけで、本日も工場内であるマネージャーと打ち合わせをしましたが、結局通訳のために日本語を話せる営業マンを呼んでしまって・・・、いやはや進歩無し。 良いことやら悪いことやら、わたしがあちらこちらでタイ語(らしき言葉)で話しかけているものですから、工場の皆さんが・・・、わたしがタイ語を理解すると早合点・・・・、ぺらぺらとタイ語で呼びかけ話しかけてきます。先般のカラオケ(北酒場を歌ってしまいましたが)のこともあって、この日本人は気さくなおっさんであることが露呈しておりますのも、一因であります。 気さくなおっさん、しばらくは精神的に疲れそうです。 #
by nitamasa714
| 2009-06-09 23:20
| wan nii ばんこく
バンコクで2回目になるゴルフ練習へ行って来ました。あいにくの曇り空・・・といったところで、屋根付きの打ちっぱなし練習ですから、雨の心配はありませんし、むしろ暑さが押さえられますから、実はありがたいことなんですね。
背中のあせもがよろこんでおりました。そうなんです。昨年に続きまして今年も汗疹ちゃんの登場なのであります。 あせもはともかく、前回の練習でわかった課題の克服が今回の練習目的では・・・ありますが。即ち「明治の大砲」になっているスイングをなんとか矯正したいのでありまして、この2年間ほどで「ゴルフの打ち方を忘れたカナリヤ」ちゃんになっていますから、身体が思い出すまでは・・・打ち続けるのが一番ではないかと・・・そのようなごく当たり前の改善策を実践してきたわけです。 ところで練習場の様子ですが、練習場というところはどこの国もおなじなんでしょうね・・。 1階席、2階席があって正面のグランドにはヤード表示、最長距離は250ヤード。 違うといえば・・・、正面壁面に看板があるところでしょうか。右からの2枚は、ともに郊外住宅の販売広告、3枚目は・・エステの案内のようです。確かに、ここへ遊びに来るタイ人はいわゆる中産階級以上(日本語では死語ですが)・・・。どうしても狙いはエステの看板になろうってもんです。目線がそっちへ行きますから。余計な心配ではありますが・・・エステならば、あのレオタードなんてシロモノを着たお姉さんの写真がよいと思うのですが・・・、いかがなもんでしょうか。 2回目の運動ゴルフですが・・・、課題克服は次回に・・・もとえ、次回以降に持ち越します。 #
by nitamasa714
| 2009-06-07 22:59
| wan nii ばんこく
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